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金の森を走る馬

🐎🐎🐎

拝啓 父へ

描いた絵。


思い浮かんだ絵は意外にも「金の森を走る白馬」。


(午年生まれだから?競馬が大好きだから?馬のように走ってきた人生だったから?笑)


1人で京都から上京して会社を立ち上げ3人の子供を育て、会社を売却し、いよいよ2/20に引退する。


週末にはかならずキャンプや車中泊に連れて行ってくれて、日本全国訪れた。

私の色彩感覚や小さなことを感じ取る感受性の豊かさは幼少期の自然との触れ合いのおかげだと思う。


リフォーム会社で今流行りのリノベーションやインテリアデザインだとか

私が継いだらぴったりなのでは?と思った時期もあったけど、


私は沖縄で教師を目指したし、兄弟は別の企業に就職して長いから、

今年会社を売る。


38年営んだ会社との思い出に、兄弟でお金を出し合ってソムリエと相談し、創業年の1984年のヴィンテージワインを見つけて贈ることにした。


最初はワインラベルもいいかな、と思ったけど、ワイン自体で素晴らしいものなので、添える絵を描いていた。


家族団欒の絵だとか、家の庭の絵とかにしようかと悩んでいたけど、

思いのまま浮かんだのは、

まさかの

馬の絵。

そいえば、小さい頃からリビングに馬の油絵が飾ってあった。

父は、馬が大好き。

ふと父について考えた。


彼はどんな人生だったのだろう。

毎日仕事仲間とはどんな会話をしながら、どんな仕事をしていたのだろう。

仕事中は何を考え、どんな思いで出勤していたのだろう。

私は何も知らないまま娘として生きてきた。

家族からの感謝か、創業38年か、

勤続年数38年か。

何がどんな言葉が父は喜ぶのだろう。

とりあえず、

あなたのおかげで

兄弟3人が無事育って、成人して、幸せに暮らしているよ、ありがとう!

と伝えたい。

🐎🐎🐎



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