

- 2019年5月27日
感情から生まれた色えのぐ
ご無沙汰しておりました。
4月より、学校現場で美術と図工の非常勤講師を勤めることになり、自身の活動をアップできていませんでした。 小学4年生を担当しているのですが、先日、粘土と木工の間に2時間だけ絵の具の使い方を改めてマスターするという授業をはさみました。 「自分だけしか作れない、色えのぐをつくってみよう。」 私は、人よりも絵の具を使う機会が多いものですから「〇〇色ってどうつくるの?(たとえば灰色とかではなく、水道に映る太陽の色、だとかあの木の色だとか質問が難しいんです)」や「これ何色と何色をまぜてつくったかわかる?」といった質問がきます。 しかし、何百パターンの色を今まで無意識につくっていたからでしょう。ほとんど当てることができました。 小学館より以前付録絵本を出させて頂いた時、敏腕編集者から「自分だけの色をつくること。自分だけの絵を描くために紙から選ぶこと。描きやすいと思う下地の色が欲しければ下地からつくる」と愛の鞭で叩かれた日々を思い出しました。 ついついチューブからパレットも介さず感情のまま流れるようにそのものの色を使うことが多くなって