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創作する人でありたい


3日間×2週間のファスティングを終え3.7kg痩せました。

その間、岡本太郎の映画をみて又吉栄喜の豚の報いを映像化したような驚きを覚えたり、

ボジョレーヌーボーが解禁されたり、

KIFFOこども映画祭に関わって芸術の力を信じ世の中を変えようとしている素晴らしい大人たちとともに過ごしたり、

個人的にはバスやゆいレールの安さと便利さに驚きokicaを購入したり。

SNSを辞めてからというもの、暇あれば携帯を眺める、そんな時間が日常から消えた分、

締め切りの何日か前にイラストを提出

請求書や領収書をメールではなく絵付きのメッセージカードで郵送

寝る前には小説を読む

バスに乗って奥武山公園を散歩

桜坂で昼からワインバーでワインを楽しむ

と心と時間の余裕でゆとりをもって人や仕事に向き合えている気がします。

11月から生活が変わってきました。

変わらず続けている週に3枚借りるTSUTAYAのDVDでは、たまたま返却日が準新作100円キャンペーンをやっていたので、さきほど鑑賞した

マノロブラニク-トカゲに靴を作った少年

のレビューを少し書こうと思います。

(これからブログでは見てきた本やDVDの感想もちょくちょく載せられたらと思います。)

ーーーーーーーーー

セックスアンドザシティで知ったマノロの靴。

ドキュメンタリー映画は大好き。特にファッションに関するものは大好き。

ものすごいこだわりや哲学があるだけでなく、女を神的な存在に感じている人が多く共感するものが多いから。なかでもマロノのドキュメンタリーはすばらしかった。

気になった・気に入った点・memo

アフリカの文化を愛する、融合と新しさ。

ゴリラと原色とウィリアムモリスのようなクラシックな花柄の相性。

カナリア諸島。

自然に傾倒する。

小説のように空想する独創性。(ビジネスライクからの想像力ではなく)

職人もモデルもエディターも売り子もたくさんこの映画の中に出てくるが

やはり

この色を、形を、物語を、アイデアを出す側

創作する側でありたいと思わせる創造をする楽しさ。

そして古代ギリシャへの崇拝。

今、わたしは非常にギリシャへの興味が高い。

アートインレジデンスの募集を見つけて来年ギリシャへのキップを本気で手にしたいと思っている。

ギリシャは海信仰。ギリシャでは神が女神。沖縄のアマミキヨに通じる空と海の信仰があるように思える。

ギリシャにてあこなわ歩紀のような活動ができたら素晴らしいのではないかと思っている。

さて、マノロの話に戻って・・

彼は自分に正直であるだけ。

今日アルバイト先のフランス料理屋の伝説の総料理長の元で働いていた会長と二人きりになり、まかないを食べながら、沖縄の当時の料理界について話を聞いた。

今考えている絵本の題材の一つだからある意味取材のような気持ちで聞いていた。

彼が弟子に入ったムッシュ〇〇は沖縄の料理界の頂点。

知事よりも高い給料をもらっていたそうな。

70を過ぎた今も眼球は鋭い。

彼が外へ出る、となってコートに手を伸ばしただけで、弟子たちは1キロ先の駐車場まで彼の車を走って取りホテル前でお見送りに一列に並んでいた。

蛇口のネジまで汚れをチェックさせられていた。

彼が口にしたまかないで、もし一口で手を置いたらそれは=まずい、何十人の弟子全員もまかないを口にせずその日のまかないはそれで終了=ムッシュが口に運んでくれるまかないを目指し弟子たちは料理の腕を磨くのだ。

料理長という厨房を見渡せる特別な部屋があったのはここのホテルだけ。

今は外資系が主流となり、料理長が本格的レストランを運営するというホテルはほとんどなくなって、誰でもいつでも数多く作れるというマニュアル料理に変わってしまい、料理の下積みから教えるそんなレストランはなくなってしまった。

といろいろと苦労話から伝説のムッシュ〇〇のお話を聞いた。

その道の頂点を極めた人はかならず伝説になる。

その瞬間を一生懸命生きること、破天荒に生きていること、ではない気がする。

そんな料理長ムッシュも、マノロも

自分に正直であるだけ。

マノロはドキュメンタリーの中で尊敬してやまない女性にティナ=チャウをあげていた。

彼女は、努力で手に入れていたセンスではなく、神が与えた生まれ持ったセンス・気品だと。

どちらの方法にせよ、

伝説を作ろうだとか、売れようだとかではなく

自分の生まれ育ったバックグラウンドやアイデンティティに誇りを持ち

自分を信じ正直にあろうとする姿なのだと思う。

いつだって私は、やはり

創作する人でありたい。


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