美術の先生が作った作品展に出展中
2箇所で同時期に作品を展示しております。
こちらのグループ展は今週いっぱいまでですのでぜひ、足をお運びください。
今年4月から縁があり、学校現場の教員を初めて経験することになりまして、先生という立場となったので、初の参加であります。
barでの個展とは対照的にこちらは新たな試みで絵本を制作しました。

本展示に飾られている原画16枚は「色彩と形の解放」を目指し制作した2冊の絵本(8Pずつ)の原画です。

炎の色は赤や朱色の絵の具を混ぜ塗る、本当にその色をしているのでしょうか。
涙や雨は先がとんがり下が丸いあの形を本当にしているのでしょうか。
小学校四年生へ「自分色紙・自分絵の具」という自分しか探せないテクスチャや色を見つけようという授業をした時に、これまでに見たことのない「色・形」を発見した時の児童の嬉しそうな顔を見て、非常に新鮮さを感じました。
原画とは別に置かれている絵本2冊は語に合わせてシーンを連想し、しっかりとした線で絵を描きました。
物語と絵。ポエムとイラストレーション。


飾られている原画は、そこから先の私をこれまで紡いできた概念からの解放です。
私しか表現をすることのできない、(それは今までの偶発的学習や経験、圧倒的な美しい自然の中に存在するデザイン・人間の進歩の以前本来持っているプリミティブ(原始的)な感覚(センス)、はるかかなたより命が紡いでくれた先祖からの英知も加わり、)ひと塗りひと塗り・葉っぱ一つ、太陽一つ、これまでの概念を解放し生み出すことに挑戦してみました。
キュビズムのような多方面からの真実、を描き、物語は伝えることができるのか。
イラストレーションとは、もともと「真実を照らす」という意味があります。
私の中で生まれた物語に合致する真実の色彩・形を求め描き上げました。


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美術の先生がつくった作品展vol.7
2019
8/14(水)- 8/18(日)
沖縄県立博物館・美術館
県民ギャラリーおよびスタジオ等
入場無料